OracleNetServices編

Oracle Net

OracleNetはクライアントからサーバへのネットワーク環境を提供するソフトウェアです。
プロトコルレベルではクライアントとサーバが接続されている事が条件です。

リスナー

リスナーはクライアントからの接続要求を受け取り、サーバへの通信を管理するサーバ上のプロセスです。
リスナーの起動・停止や各種設定については→LISTENERコマンド編をご覧ください。

Oracle Connection Manager

主にN階層の中間層（APサーバ等）に用いられ、トラフィック負荷を分散させる機能を持ちます。

• 多重化接続　（複数のセッションをまとめて処理）
• アクセス制御　（特定クライアントのアクセス可否）
• プロトコル変換　（異なるプロトコルのクラ／サバ通信）

Oracle Net Configuration Assistant

基本的なネットワークを構築できるツールです。以下の構成ができます。

• リスナー構成　（listener.oraファイルの構成）
• ネーミングメソッド構成　（sqlnet.oraファイルの構成）
• ローカルネットサービス名構成　（tnsnames.oraファイルの構成）
• ディレクトリ使用構成　（ディレクトリサーバ構成）

　OracleNetConfigurationAssistant起動時の画面

Oracle Net Manager

OracleNetManagerはOracleNetを構成できるGUIツールです。
以下のような構成を作成することができます。

• リスナーの作成・構成
• サービスの位置を識別するネーミングの作成
• ネーミングメソッドの構成

　OracleNetManager起動時の画面