ORACLE/DIRECTORY編

オラクルちょこっとリファレンス

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DIRECTORY(ディレクトリ)

ディレクトリとは、ディレクトリの実パスをオラクルから直接指定しなくてもいいように、ディレクトリオブジェクトとして管理するオラクルのオブジェクトです。

ディレクトリの実パスが変更になっても、ディレクトリオブジェクトを変更するだけでよいので、とても管理しやすくなります。

ディレクトリの作成

ディレクトリの作成には、CREATE DIRECTORY句を使用します。

CREATE DIRECTORY構文
CREATE [OR REPLACE] DIRECTORY <ディレクトリ名>
  AS '<ディレクトリパス>';

パラメータ 説明
OR REPLACE 同名のディレクトリ名が既に存在した時でも、構わず上書きする場合に指定する
ディレクトリパス 参照するディレクトリのパス名を指定する
CREATE DIRECTORY例文
--(例)C:¥testディレクトリに、dir01という名前でディレクトリオブジェクトを作成する。 CREATE DIRECTORY dir01 AS 'C:\test';

ディレクトリを作成するためには以下の権限が必要です。

  • CREATE ANY DIRECTORY:ディレクトリを作成する時

ディレクトリの変更

ディレクトリオブジェクトの参照先ディレクトリを変更するには、CREATE OR REPLACE DIRECTORY句で再作成してください。

ディレクトリオブジェクトの名称は変更できないので、DROPした後に再作成してください。

ディレクトリの削除

ディレクトリの削除には DROP DIRECTORY句を使用します。

DROP DIRECTORY構文
DROP DIRECTORY <ディレクトリ名>;

DROP DIRECTORY例文
--(例)ディレクトリオブジェクト(dir01)を削除する。 DROP DIRECTORY dir01;

ディレクトリを削除するには以下の権限が必要です。

  • DROP ANY DIRECTORY:ディレクトリを削除できる権限

ディレクトリの情報を表示する

ディレクトリの情報を表示するには ALL_DIRECTORIESデータディクショナリビューを検索します。

ディレクトリの情報を表示する
SELECT * FROM ALL_DIRECTORIES;

データディクショナリビューには、DBA_DIRECTORIESもあります。
 参照できる範囲が異なる点が異なります。

【ALL_DIRECTORIESの主要カラム】
カラム内容
OWNERディレクトリの所有者
DIRECTORY_NAMEディレクトリ名
DIRECTORY_PATHディレクトリの実パス
(例)C:¥test など
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